インターネットで情報を探すのが当たり前の時代。企業のホームページ(以下、HP)は「会社の顔」とも言える存在です。しかし、地方企業では「HPはあるけれど、全然見られていない」「求人を載せているのに応募がこない」「営業や広報の役に立っていない」といった声を多く聞きます。もし、あなたの会社のHPが“誰にも見られていない”としたら、それはとても大きな機会損失です。
この記事では、地方企業のHPが見られない原因を明らかにし、正しいターゲットに届けるための具体策を、売上アップ目的・採用力アップ目的の両面からわかりやすく解説します。
地方企業のホームページが見られていない理由
1. 検索されても出てこない

HPを作っただけで満足していませんか?検索エンジン(GoogleやYahoo!など)で自社名を検索しても表示されるのは競合ばかり…という状況では、せっかく作ったHPも誰の目にも触れません。
検索結果の上位に自社のHPを表示させるための対策のこと。
なぜ検索されても出てこないのか?
- サイトタイトルや見出しにキーワードが含まれていない
- SEO対策がされていない(検索キーワードの設計がない)
- Googleにインデックス登録されていない

2. 情報が古い、更新されていない
「3年前の新年挨拶がトップにある」「社長挨拶しか載っていない」など、訪問者に“この会社は動いていない”という印象を与えてしまうHPも少なくありません。
なぜ更新されないのか?
- 管理担当者がいない、または更新権限が社外にある
- 更新方法が分からない、専門的すぎる
- そもそも更新の必要性に気づいていない
目的が「企業が稼働していることを明示する」ことであれば、ゴールは【更新日が分かるコンテンツを1カ月に一度掲載する】で十分です。
- お知らせ機能で「休暇」や「社内イベント」を掲載
- 社内ブログを部署持ち回りで作成
- SNSを連携させて、SNSの更新を行う
注意点は、事業内容や採用ページなど「更新の日付が表に出ない情報」の更新は、SEOの観点では効果的でも対人では”この会社は動いていない”という印象は変わりません。
3. 見てほしいターゲットが不明瞭

「誰に見てもらいたいのか」が明確でないと、訪問者は何をすればいいのか分かりません。会社紹介、採用情報、商品案内などがバラバラに掲載されているだけでは、効果は期待できません。
なぜターゲットが定まっていないのか?
- コンテンツごとにターゲット設定がされていない
- 「全部載せれば伝わる」と思い込んでしまっている
- 経営者とWeb担当者で目的の認識がズレている
売上アップにつながるホームページ改善のポイント
① ターゲットを明確にする

「誰に」「何を」伝えるのかを決めましょう。たとえば、地元の企業向けにBtoBのサービスを展開している会社なら、専門用語を使いすぎず、導入事例なども交えて説明すると効果的です。
② 顧客導線をつくる

資料請求、お問い合わせ、電話など、次のアクションへ誘導する“導線”をHPに設けましょう。見やすい場所にボタンを配置する、問い合わせフォームを簡単にする、といった工夫が大切です。
③ 実績やお客様の声を掲載する

初めての人に安心感を与えるため、過去の事例やお客様の声を積極的に掲載しましょう。できれば写真付きや具体的な効果の数字も添えると信頼度がアップします。
弊社では新しいお取組みを積極的に事例紹介するようにしております。

採用力を高めるためのホームページ活用法
① 若い世代にも伝わる表現にする

高校生や新卒社員は、スマホで会社の雰囲気や社風をチェックします。社員インタビューや仕事風景を動画や写真で掲載すると、応募につながりやすくなります。
② SNSと連携させる
InstagramやTikTokで日常風景やイベントを発信し、それをHPに埋め込むことでリアルな企業イメージを伝えることができます。
③ 地域ならではの魅力を発信

「地方だからこその働きやすさ」「地域貢献度の高さ」など、都市部企業との違いをアピールすることも有効です。

株式会社まちあい徳山が支援できること
まちあい徳山では、地域密着の視点から、企業のブランディング・集客・採用支援を行っています。
- Tokuyamapなど地域メディアでの情報発信
- LED看板や駅前ビジョンによるPR支援
- ホームページ改善やSNS運用代行
- 採用広報の企画・制作(例:高校生向け動画やLP)
まとめ:ホームページは“育てる”意識を
HPは作ったら終わりではなく、運用して育てていくことで効果を発揮します。
見られるHPにするためには、
- 正しい相手に届ける設計(SEOや導線設計)
- 中身の伝え方(写真・動画・実績)
- 更新と改善の仕組み が不可欠です。
まずは「誰に届けたいのか」を見直し、HPを見られる・活かせる存在へと育てていきましょう。