スマートフォンで“検索”する時代。
これまではGoogleやYahoo!を使っていた方も、最近では「Instagramで調べる」人が増えています。特に飲食店・美容室・観光スポットなど“行きたい場所”を探す際、写真や動画で直感的に選べるInstagramが選ばれるようになってきました。
こうした検索行動の変化は、地方都市・周南市でも例外ではありません。
いま、Instagramを活用した情報発信や店舗運営は、BtoCビジネスにおける“当たり前”になりつつあります。
この記事では、なぜ今Instagram検索が注目されているのか?
周南市の企業が対応するには何から始めるべきか?を、わかりやすく解説していきます。
Instagram検索って何?若者だけのものじゃない時代へ

ひと昔前まで「Instagramは若い子のSNS」といわれていましたが、いまでは30代~50代の利用者も急増。国内ユーザーは約4,600万人(※2024年時点)にものぼり、多くが「お店探し」「旅行先検索」などに活用しています。
写真・動画で“体験を疑似体験”できる強み
Instagramの特徴は、なんといってもビジュアル中心であること。
Google検索のような文字情報では伝わりにくい“雰囲気”や“空気感”を、写真や動画で伝えられるのが強みです。
たとえば、
- 「徳山駅周辺 カフェ」ではなく、
#徳山カフェ で検索して投稿をチェック - 「子連れOKな美容室 周南市」よりも、
#周南ママ美容室 で実際の利用者投稿を探す
といった行動が主流になりつつあります。
周南市でも起きている検索行動の変化

まちあい徳山では、2023年より周南市の商店街や駅前エリアでInstagram連動型の発信支援を続けています。その中で感じているのが、「Google検索で出てこない」「店名は知らないけど写真で見て行きたくなった」という声の多さです。
たとえば、ある飲食店では、
- Google検索では口コミ1件だけ
- Instagramでは「#徳山ランチ」で多くの写真が投稿されており、それを見て来店したという声が多数
という逆転現象が起きていました。
なぜGoogleよりInstagramで探す人が増えているのか?
1.見た目で判断できる安心感
写真や動画で「おしゃれ」「清潔感」「店内の広さ」などが一目でわかるため、来店前の不安が軽減されます。特に女性客や子連れファミリーにとっては大きな決め手です。
2.“リアルな声”が見えるタグ検索
Googleレビューは匿名で書ける反面、「本当に行ったの?」という不安も残ります。
一方、Instagramでは実際に訪れた人が投稿するため、信ぴょう性が高い情報源として見られています。
3.店側の“人柄”も伝わる
企業アカウントでは、スタッフの紹介やイベントの様子を通じて「どんな人が運営しているか」が伝わります。結果として、企業への親近感が生まれ、信頼や共感が集客につながるのです。
“インスタ検索”対策、まず始めたい3つのこと

Instagramはすでに、地方のBtoC企業にとっても無視できない集客導線です。
ただ、やみくもに始めるのではなく、以下のポイントを押さえることで効果が高まります。
1. 店舗・商品に合った「ハッシュタグ」を研究
例えば周南市であれば、
- #徳山グルメ
- #周南ランチ
- #山口カフェ巡り
など、地域+ジャンルのタグは必須です。
自社の投稿にもこれらを含めることで、検索されやすくなります。
2. 投稿は「体験型」で
店内の写真だけでなく、
- 来店シーンの再現
- スタッフの笑顔
- お客様の感想(顔は写さず)
といった“ストーリー性のある投稿”がフォロワーの心に刺さります。
3. プロフィール設計は「店舗案内」と割り切る
Instagramのプロフィール欄は、名刺代わりです。
- 営業時間・定休日
- 店舗の場所(マップリンクも◎)
- 予約方法(電話/LINE/DMなど)
このように来店に必要な情報をわかりやすく整理しておきましょう。
まちあい徳山が支援する“導線づくり”とは?
Instagramの投稿がバズっても、予約できない・店舗の場所がわからない・投稿が続かないとなれば、機会損失に。
まちあい徳山では、以下のようなサポートを通じて継続的な集客導線づくりを支援しています。
- SNSテンプレートの提供(Canva対応)
- ハッシュタグ設計支援
- 地域タグマップの配布
- 投稿スケジュール表作成サポート
- アカウント運用代行(※一部有料)
- Instagram広告
これまでにも、駅前の飲食店や美容室、観光施設など、Instagram活用によって「検索からの来店」増加を実現してきました。
周南市でも、今こそ“インスタ検索”を味方に
SNSは情報発信の手段であり、いまや集客の入口そのものになっています。特にInstagramは、視覚的・感情的な訴求に強く、店舗や商品の魅力を直感的に届けることができます。
Google検索に頼るだけでなく、「Instagramでどう見られるか?」を意識することで、周南市のBtoCビジネスはもっと伸びていきます。
ぜひこの機会に、“インスタ検索対応”をはじめてみてはいかがでしょうか。